テスカトリポカ tezcatlipoca >>関連項目一覧 古代メキシコの神。名前の意味はナワトル語で「煙る鏡」「煙を吐く鏡」の意。 ある時、大地の神に片足をもがれ、そこに煙を吐く鏡をつけ、世界中の出来事をその鏡の中に見ることができたという話が伝わっている。人間の所業を鏡を通して見守るという。顔は黒と黄色の縞模様で描かれる。 古くはトルテカ族の軍神で戦士の守護神。様々な姿で現われる全能・遍在の神。 ケツァルコアトルのライバル敵存在で、後のアステカ時代ではウィツィロポチトリの敵でもある。 このティオティワカン文化からのケツァルコアトル、またアステカ族の民族神ウィツィロポチトリ、トルテカ族起源の神テスカトリポカの関係には複数の民族が共存した社会の複雑さがあらわれているようだ。 夜の神でもあり、月や星また破壊をもたらす邪悪な闇の怪物に力を貸し、泥棒や呪術師の守護神でもある。また古代メキシコでよく