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又吉に関するniconico_chのブックマーク (2)

  • 夢とリアリズム:踏み付けられた小天使 - ブロマガ

    又吉直樹という芸人が芥川賞を受賞したそうだ。これにより、文学業界が盛り上がるのならそれに越した事はないという意見を見たが、僕はそうは思わない。この程度の事でしか盛り上がならない業界なら、潰れた方がいっそさっぱりするのではないかと思っている。 僕の理解では、キルケゴールやパスカルはキリストを敬愛する余り、キリスト教を批判した。どうしても、質というものはそういう形を取るらしい。ニーチェもおそらくは、キリストその人に対しては敵意や悪意はなかったと思う。問題は、その派生系であり、亜流である。僕個人は、文学を敬愛するあまりに、「文学界」を批判している。別に僕はキルケゴールでもパスカルでもないが、阿呆らしいという気分があるのも確かだ。 現状の文学についてはもういくつか書いたので、もうこれ以上はとやかく書かない。ただ、自分自身は一つの方法論を発見しつつあるので、そちらを探索していきたい。今の僕にとって

    夢とリアリズム:踏み付けられた小天使 - ブロマガ
  • 【第153回 芥川賞 受賞作】『火花』又吉 直樹:芥川賞・直木賞発表を楽しもう

    大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が重なり響いていた。熱海湾に面した沿道は白昼の激しい陽射しの名残りを夜気で溶かし、浴衣姿の男女や家族連れの草履に踏ませながら賑わっている。沿道の脇にある小さな空間に、裏返しにされた黄色いビールケースがいくつか並べられ、その上にベニヤ板を数枚重ねただけの簡易な舞台の上で、僕達は花火大会の会場を目指し歩いて行く人達に向けて漫才を披露していた。 中央のスタンドマイクは、漫才専用のものではなく、横からの音はほとんど拾わないため、僕と相方の山下は互いにマイクを頬張るかのように顔を近づけ唾を飛ばし合っていたが、肝心な客は立ちどまることなく花火の観覧場所へと流れて行った。人々の無数の微笑みは僕達に向けられたものではない。祭りのお囃子が常軌を逸するほど激しくて、僕達の声を正確に聞き取れるのは、おそらくマイクを中心に半径一メートルくらいだろうから、僕達は最低でも三

    【第153回 芥川賞 受賞作】『火花』又吉 直樹:芥川賞・直木賞発表を楽しもう
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