太田克史 @FAUST_editor_J 今を遡ること十有余年、94年のゴールデンウィーク。講談社のある編集者が朝から出社して仕事に励んでいたところ、突然、編集部の電話が鳴った。「講談社では小説の投稿を受け付けているでしょうか?」という電話だった。 太田克史 @FAUST_editor_J 多くの編集部では小説の直接の投稿=持ち込みは受け付けていない。編集者は電話の主に新人賞への投稿を促したのだが、「新人賞の応募規定にある枚数を大幅にオーバーしてしまう枚数の小説で、どこにも応募する賞がない」とのこと。 太田克史 @FAUST_editor_J 編集者は電話の主に軽く小説の内容を伺ったところ、その小説は民俗学的なテイストのミステリー小説・・・らしかった。興味を惹かれた編集者は、「それでは僕に原稿を読ませて下さい」と電話の主に告げ、名前と編集部の住所を連絡して、電話を切った。 太田克史 @FA
辻仁成 @TsujiHitonari ツイッター不定期連載小説「つぶやく人々」第一回:ちぇ、つまんねえ、人生最悪。その時、俺は思わずつぶやいちまった。ところが、気まずいことにそのつぶやきを妻に聞かれてしまう。どういう意味よ、妻が言う。ただのつぶやきじゃん、と俺は返す。疑う目で妻は俺を見つめてやがる。まいったね。つづく 辻仁成 @TsujiHitonari 不定期連載小説「つぶやく人々」第二回:妻は腕組みをし「仕事してるのかと思いきや、またツイッター」と吐き捨てた。「小説家がつぶやいたら、おしまいでしょ?ただでさえ本が売れない時代なのに、あんたにはプライドとかないの? ないよ、とつぶやきかけて、俺は思わず口を手で塞いでしまう。つづく 辻仁成 @TsujiHitonari ツイッター連載小説「つぶやく人々」第3回:「あんたそんなにぼやきたいことがあるの?」妻がにじり寄って吐き捨てる。俺は後ずさ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く