菰野町の柴田孝之町長が七月以降、複数回にわたり、近鉄湯の山線菰野駅前の駐輪場に止めてあった自転車を、上下逆さまにして別の場所に置いていたことが分かった。駐輪場は夜間の利用が禁止され、撤去されたのは朝まで放置されていた自転車だが、「度が過ぎている」と批判の声も。柴田町長は「運びやすかったので逆さまにしたが、町民に誤解を与えた。今後は逆さにはしない」と語った。 町などによると、柴田町長は七月以降、月に二、三回、早朝に多いときで三十台以上を駅ロータリー内に設けた「放置車両置場」などに移動。うち一部を上下逆さまにひっくり返して置いていた。異様な状況に、「いたずらではないか」との通報がたびたび四日市西署に寄せられたという。 同駅の駐輪場の収容台数は約五十台。四年ほど前から、十五〜三十台が朝方まで放置されていたという。このため、町は六月二十日から、夜間利用や一キロ圏内の住民の利用などを禁止し、駐輪場に