三谷幸喜が脚本を手がける大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)が、ついに最終回をむかえた。本作は、鎌倉幕府を支えた執権・北条義時(小栗旬)の半生を、血で血を洗う権力闘争を通して描いた物語。最終回(第48回)となる「報いの時」は約60分の長尺となり、序盤の20分では、承久の乱が描かれた。 尼将軍・政子(小池栄子)の演説に心を動かされ、後鳥羽上皇(尾上松也)が率いる官軍と戦う決意をしたかに思えた御家人たちだったが、できれば戦いたくないというのが本音だった。士気が落ちる前に北条の覚悟をみせるべきだと思った義時は、息子の北条泰時(坂口健太郎)を総大将にして京へと進軍させる。やがて兵は19万騎にのぼり、圧倒的な兵力で官軍を打ち破る。後鳥羽上皇は敗北し、隠岐に逆輿となり、朝廷と武士の力関係は逆転する。 戦乱が終わり、争いのない平和な時代が来ると語る政子。しかし、京では幼い先帝を復権させようとする怪