Profile漫画や小説に携わる仕事をしたいと考え、総合出版社を志望。その中でも自分の好きな雑誌・書籍を多く出版していたのが講談社。「どの部署に配属されてもおもしろいに違いない」と確信し、入社を決意する。以来、『進撃の巨人』をはじめ『ゴッドハンド輝』『ブラッディ・マンデイ』などの人気作品を担当。 ――別冊少年マガジンを創刊する。コンセプトは“アンチ”週刊少年マガジン。 週刊少年マガジン編集部でそんな挑戦的な企画が浮上したのは、2009年のことだった。王道の少年漫画とは一味違った新感覚の作品を集めた雑誌。その創刊に携わることになった入社4年目の川窪は、ある漫画を思い出した。「あの作品を試してみては…?」。 頭に浮かんだのは、20代の新人漫画家・諫山創(いさやまはじめ)氏の『進撃の巨人』。川窪が1年目の頃に編集部に持ち込まれ、賞を獲った読みきり漫画だ。巨人が人類を支配するその物語は、従来のヒー