ありがちな痴漢冤罪系の修羅場に遭遇した話 俺は当時学生で、ほぼ毎日が電車通学だった なので当然他の常連というか顔なじみも出来る。ちょい派手めなJK集団とかくたびれたおっさんとか、密かに狙ってた綺麗めの女の子とか。 その常連メンバーの中に、いつしかイレギュラーな野郎が紛れ込んできた。イケメンだ。 イケメンはその言葉通りイケメンで、俺はこいつがあまり好きではなかった。乗ってきた瞬間にJK集団が好奇の目で騒ぎ始めるし、密かに狙ってた(以下略)がすげー挙動不審になるしで、男としてもイケメンの存在は全く面白くなかった。 つか嫌いだった。 ある日、いつもは固まってるはずのJK集団が何故かバラバラに乗車してきた。 喧嘩でもしたか?と思ったが特に気にも止めないでいると、既に乗車していたイケメンの隣に一人がそっと近寄った。 ちなみにイケメンの定位置は先に乗車し、座席を確保している俺の正面のつり革