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ブックマーク / diesixx.hatenablog.com (2)

  • ジジはなぜ言葉を失ったままなのか―『魔女の宅急便』(宮崎駿) - Devil's Own

    Kiki's Delivery Service/1989/JP 『魔女の宅急便』について書きたいと、かれこれ3年くらい思い続けていました。宮崎駿の監督作の中でも屈指の人気作だから、特別な思い入れを持つ人も多いとおもう。私なんかよりもずっと多くの回数を繰り返し見ている人だっているだろう。私がこの作品について深く考える直接のきっかけとなったのは宗教学者、島田裕巳の『映画は父を殺すためにある―通過儀礼という見方』を読んだことだ。『ローマの休日』や『スタンド・バイ・ミー』などの名作を「通過儀礼」という視点から分析することで、テーマやメッセージをつまびらかにする論評集で、映画(特にアメリカ映画)を読み解く格好のテキストになっている。そののなかに『魔女の宅急便』を扱った章がある。タイトルは「『魔女の宅急便』のジジはなぜ言葉を失ったままなのか?」。ここで島田は『魔女の宅急便』、ひいてはジブリ作品全般に

    ジジはなぜ言葉を失ったままなのか―『魔女の宅急便』(宮崎駿) - Devil's Own
  • 『おおかみこどもの雨と雪』(細田守) - Devil's Own

    "The Wolf Children Ame and Yuki"2012/JP 細田守の新作。ネタバレしてるよ。おおかみおとこと恋に落ちた主人公の花は、おおかみおとこの子どもを宿しつつましい生活を始める。やがて花は二人目の子どもを産むが、おおかみおとこは死んでしまう。花は二人のおおかみこどもを育てるために人里離れた田舎に引っ越す…というあらすじ。さて、あらすじから既に文句がつけづらいわけだが。なにしろお母さんは偉いですから。お母さん偉いと思っている人が「お母さんが偉い」というためにつくったような映画。正直、ここまでとはおもわなかった。いくらなんでも母親にすべての役割を押し付けすぎている気がするし、それを美談のように描かれてもやっぱりいたたまれなかった。先日ツイッターで、物語で早々に退場してしまうような無責任な父親を描いておいて、監督人が「子育てに興味ある」っていうのはちょっと矛盾している

    『おおかみこどもの雨と雪』(細田守) - Devil's Own
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