ペットショップ大手「Coo&RIKU」(クーアンドリク)の系列グループ企業の元社員が、グループ内で運営する繁殖場の杜撰な管理状況を明かした。グループ内では全国に11の大規模繁殖場を運営しているが、元社員は自身が勤務していた繁殖場で「ゴキブリやネズミが大量繁殖していた」と証言。提供してくれた全国の繁殖状況をまとめた内部資料では、生まれてくる子犬の「死亡率」が高い月で30%を超えていた。元社員の話を直接聞いた、動物愛護活動で知られる女優の杉本彩氏は「大量生産ありきで命を軽視している」と憤る。 【写真】一代で業界ナンバー1ペットショップを築き上げたクーアンドリク創業者の大久保浩之社長 *** 「生産性を上げろ」 取材に答えたのは、クーアンドリクの繁殖部門を運営するグループ企業「大浩商事」の元社員X氏。 業界最大手のクーアンドリクは全国に216店舗を展開している。以前はブリーダーが繁殖した犬猫を、