「うる星やつら」シリーズや、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」で知られる押井守監督(70)が、「誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版」(講談社/東京ニュース通信社)を出版した。忖度一切ナシ、長年にわたって親交のある押井監督だからこそわかるジブリの抱える矛盾と映画観を語った。 風立ちぬ出会いのシーン「故郷は緑なりき」を宮さんに提案 ◇ ◇ ◇ カンヌ映画祭で「竜とそばかすの姫」が上映されるなど、日本のアニメが世界的に再注目されている。 「この前、細田君(細田守監督)の『時をかける少女』は頭の15分は見たよ。『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『シン・エヴァンゲリオン』の話は聞いているけど、新作を見てないな。(スタジオジブリ代表・総合プロデューサーの)鈴木敏夫とも語ったことがあるんだけど、映画が当たるってどういうことなのかは既にわかってるし、すでに一生分の映画見ているから、頭でも途