8時間が経過し、23時を回った現地もようやく日没。闇の中での緊迫した闘いが始まった。 トップは依然トヨタ7号車。115ラップ目を迎えるマシンのステアリングを握るのは中嶋一貴。1分57秒差で2位に付けるのはマルセル・ファスラーが乗るアウディ2号車、3位はマルク・ジェネのアウディ1号車だ。アウディマシンはメインのLEDヘッドランプを補完する役割を担う新技術「レーザーライト」を採用しており、この後の追い上げに期待がかかる。4位には元F1選手のマーク・ウェバーが乗るポルシェ20号車が続く。 この他の日本人選手は、井原慶子が乗る50号車が総合17位(LMP2クラス10位)、中野信治が乗る70号車チーム・タイサンが総合34位(LMGTE-Proクラス8位)にポジションをアップしている。 気温が下がり、LMP1マシンのトップスピードは330km/h台に乗るがGTクラスとの速度差もあるため、特に遠近感が失