米EMC傘下のRSAが提供する2要素認証製品「SecurID 800」が生成する暗号鍵を13分で取り出せたという研究結果が公開された(リンク先はPDF)。米メディアのArs Technicaが6月26日(現地時間)に報じた。 SecurID 800は、RSA SecurIDのワンタイムパスワード機能をUSBデバイスに組み込んだ認証デバイス。パスワード情報を安全に保管できるとして、多数の企業や政府機関が採用している。 Team Proseccoと名乗る科学者チームは発表文で、RSAの製品をはじめとする一連の暗号化デバイスの暗号鍵インポート機能の脆弱性を突くことに成功したとしている。パディングオラクル攻撃と呼ばれる暗号解読手段を用いたところ、Aladdin eToken PRO、Gemalto Cyberex、RSA SecurID 800、SafeNet iKey 2032、Siemens