株式会社東芝は20日、CPU「Cell Broadband Engine」(Cell)の技術を利用した映像処理プロセッサ「SpursEngine」を開発したと発表した。開発サンプルは10月2日からの「CEATEC JAPAN 2007」で公開する。 SpursEngineは、Cellのマルチコア技術と、同社の映像処理技術を融合したメディアストリーミング処理用のコプロセッサ(ホストCPUと連携する補助プロセッサ)。 Cellの高性能プロセッサ「SPE」(Synergistic Processor Element)コア4基と、MPEG-2とMPEG-4 AVC/H.264のエンコード/デコード回路で構成。カメラで撮影したH.264映像を高速でDVD用のMPEG-2にトランスコードする機能や、映像認識技術によって、人間の手のジェスチャーで家電製品を操作するといった利用を想定する。 Cell