米サンフランシスコにて、アップルの世界開発者会議(WWDC)が現地時間の8日から約1週間にわたって開催されている。参加チケットが初めて完売した昨年同様、今年もチケットは早々に売り切れ。アップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏は休養中で不参加ながらも、毎年、重要な発表が行なわれる基調講演の会場周辺には、入場を待つ長い列ができあがっていた。 その熱気に応えるかのように、基調講演は、新型iPhoneとそのOS、新しいMacBookシリーズと次期Mac OS X、さらにSafari 4といった、盛りだくさんの内容だった(関連記事)。現在、アップル自身が基調講演の様子をビデオで公開している(関連リンク)。本記事では3回にわたって、この内容を追っていこう。 まずはMacBookシリーズの新モデルが登場 今年のWWDC基調講演は、「I'm a PC」コマーシャル特別編の上映から始まった。壇上に登場したのは