慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏(左)と、ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏(右) 「Interop Tokyo 2009」で12日、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特別招聘教授の夏野剛氏と、ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏による対談形式の基調講演「インターネットの未来像:ポストインターネット」が行われた。 事前の告知では「CGC(Consumer Generated Contents)の台頭」「動画コンテンツの普及に伴うサーバー容量の増加」「IPv6の意義」といったテーマが掲げられていたが、実際にはインターネットの新しい潮流を夏野氏が紹介。ひろゆき氏とともにざっくばらんに語りあう形式で進行した。 夏野氏はNTTドコモ時代にiモードを育てたことで知られ、一方のひろゆき氏も匿名掲示板「2ちゃんねる」の管理人という、いずれもユニークな経歴の持ち主。現在は
昨夜、NHK総合で放送された番組『日本の、これから』。放送記念日特集として、「テレビの、これから」というテーマが置かれていました。昨年の放送記念日特集でもかなり踏みこんだ内容を放送していたNHKですが、今回も民放各局(!)のプロデューサーやディレクター、並びにドワンゴ取締役の夏野剛さん、コピーライターの糸井重里さんなどを招いて、具体的な番組名が乱れ飛ぶ議論が行われていました。まさに放送時間中の裏番組(『世界一受けたい授業』)のプロデューサーが出演していたり、ドワンゴの夏野さんが「番組を見るのに、自分の生活の方を放送時間に合わせなくちゃいけないなんておかしい」と言い放ったり、さらには一般人の参加者から「テレビのニュースは事実を歪めているんじゃないか?」的な発言が出たりと、ある意味NHK以外の局では放送不可能な内容だったと言えるでしょう。3時間の長丁場でしたが(スポーツ以外でこれほど長時間テレ
「携帯電話業界は、2008年に変わった。今までの拡大成長から、縮小均衡へ移っている」――慶應義塾大学 政策メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛氏は12月11日、モバイルマーケティングソリューション協議会が主催するセミナーに登場。業界を取り巻く状況について分析するとともに、今後業界関係者が採るべき道について語った。 夏野氏が縮小均衡と話すのは、通信事業者と端末メーカーにとっての市場だ。携帯電話契約者数は1億人を超え、いままでのような伸びは見込めない。また、端末の出荷台数も減っており、電子情報技術産業協会(JEITA)の調査によれば10月の携帯電話出荷台数は前年の半分以下となった。 これまでは「奇跡の10年」 これまで携帯電話市場は、奨励金モデルを軸に急速に拡大してきた。通信事業者はメーカーから端末を買い取り、販売代理店に奨励金を払って安い金額で消費者に端末を提供。月々の通信料金を高めに設定す
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