日本総研が係ってきた神奈川県でのEVシェアリング(平日は県がEVをレンタル、休日は県民がレンタル)のモデルから始まり、自治体と連携したEVシェアの取り組みが全国的に広まってきた。特に札幌市では、既存の民間企業のカーシェアリングサービスにEV車両2台を追加し、札幌市西区もカーシェアリングの会員として参加することで、地域住民と自治体の間でEVのカーシェアリングを実施している。今後、一般住民へのEVの普及とカーシェアリングを組み合わせた仕組みとして、全国に普及する一つのモデルとして期待は高い。 普及の期待が高まるEVとカーシェアリングであるが、肝心の「カーシェアリング」の本質が理解されず広まっているので幾つかここで述べておきたい。 まず、カーシェアリングとは「1台の車を複数人がシェアして利用する(シェアして1台の車両の稼働率をあげる)」のではなく、「1人で様々な車を利用できる」という概念から生ま
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