これはあちこちで話しているので「聞いたことあるよ」という方も多いかと思いますが…。 現在、パーソナルデータに関する検討会[1]というのが内閣官房で行われています。基本は、「どうしたら個人情報をもっと利活用できるようになるか」ということを検討するのがミッションで、安倍政権の第三の矢の一翼を担うものです。公開会議なので、だれでも傍聴できるのですが、あっという間に定員に達してしまうためなかなか取れないプラチナチケット化している会議でもあります。 そこで検討されていることに「(仮称)準個人情報」だとか「(仮称)個人特定性軽減データ」というのがあります。定義については、この検討会の下で開催されている技術ワーキングの中間報告書[2](←非常な労作で、必読)を参照してください。ざっくり言うと、「準個人情報」が、「個人が特定されていない情報であっても、個人が特定されるおそれのある情報」、「個人特定性軽減デ