生活の中のふつうの音に苦しむ人たちがいます。聴覚過敏と呼ばれる症状で悩みは2つ。音が大きく聞こえるような苦しさと、音をやわらげようとつけている“ヘッドホン”への誤解です。音が聞こえにくいようにとつけているのに、音楽を聴いていると誤解されます。「マナーが悪い」と注意されてしまうのです。でもネットを通じた、優しさの連鎖が苦しさをやわらげようとしています。 (ネットワーク報道部記者 佐藤滋 高橋大地 大窪奈緒子) 「ヘッドホンをして買い物や外食。“マナーが悪い”“いきがるな”と注意されてしまった」「“音楽を聴きながら自転車に乗るな”と注意された。事情を説明しても“紛らわしいから外せ”と言われた」 ツイッターで約9万3000件リツイートされた投稿です。