日本域の最近一週間の地震回数は先週より大幅に多くなりました。焼岳の活動による地震が多発しています。(11月19日~24日の集計) 長野県と岐阜県の県境にそびえる焼岳周辺では22日(木)朝から地震の回数が急増しています。 体に感じる地震も多く、24日(土)は有感地震だけで23回発生。18時06分ころの地震はM2.6で高山市栃尾で震度2を観測しました。 気象庁は噴火警戒レベル1の発表を継続しています。 詳細な観測で震源の深さは約3km前後と見られ、火口から見るとやや深い所です。噴煙の変化や傾斜計の変動、火山性微動などは見られていないものの、今後の火山活動の活発化がないか注視する必要があります。 焼岳付近では東日本大震災直後2011年にも地震が多発し、M4クラスの地震が発生。 1998年や1990年にも地震活動が活発したことがありますが、いずれも噴火にはつながりませんでした。 アメリカ地質調査所