5月21日、緊急事態宣言下の東京・浅草の浅草寺。商店街のシャッターが下りた仲見世通りを歩く人はまばらだった(写真:ロイター/アフロ) (朝比奈 一郎:青山社中筆頭代表・CEO) ようやくと言うべきでしょう。新型コロナの新規感染者数が減ってきました。東京では4月には新規感染者数が200人/日を超える時期もありましたが、5月23日にはついに2人となりました。昨日24日は14人と再び2桁になるなどまだ完全終息とはいきませんが、本日5月25日、緊急事態宣言が首都圏でも解除されることがほぼ確実視されており、とりあえず大きなヤマは越えたのかなと思います。 そこで改めて日本全体のコロナへの対応状況を簡単に見てみましょう。主な先進諸国と比較してみると、1つの指標となっている「10万人あたり死者数」などで、日本は0.5人台(5月半ば時点)と、かなりよい数字を出しています(米国は30人弱で、スペイン・イタリア