人間の記憶は案外曖昧なもの。似たような、そして実は異なる言い回しで覚え、利用している場合が多い。使っている本人は正しいとの認識の上で使っているが、いざそれが間違いだと分かった時、恥ずかしさを覚えてしまう。そんな経験は誰にでもあるはず。 小学館が同社発行の国語辞典「大辞泉」編集部による調査データとして2013年10月に発表した資料によると、世間一般において「本来の言葉、言い方」と「本来とは異なるが良く使われている言葉、言い方」で併用されている50の言葉のうち、もっとも良く「本来とは異なるが良く使われている言い回し」が使われているのは「間が持てない」だった。 ↑ 次の意味を表す言葉として普段どの言葉を使っているか(上位十位)(赤棒が正解)「間が持てない」とは、途切れがちの会話などをうまくつなぐことが出来ない状況を指す言い回し。これを「間が持たない」と表現している人が7割近くもいる。 思い返して