上海に住むルージンフー夫妻の元に、5歳になるひ孫のコンニーリンが遊びに来た。夫妻には3人の子どもがいて、それぞれ一人っ子政策に従って一人ずつ子どもをもうけたが、ひ孫はコンニーリンだけだ。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN JIN) 過去数百年にわたり世界最大の人口を誇ってきた中国だが、2023年、世界一の座をインドに譲ることになりそうだ。 ギャラリー:中国で流行、豪華すぎる結婚写真 中国は転換点を迎え、2022年に人口が減少する事態を迎えた。人口統計学者が今世紀中は続くと予測する長い下り坂の始まりだ。過去7年間では、2016年に1800万人だった出生数が、22年には半分近い960万人に減少した。たとえ出生率が下げ止まったとしても、2100年までには中国の人口は50%以上減少するだろうと、専門家たちは予測している。 中国の人口逆転のスピードを理解するには、時計の針を1970年代に戻す