●ある種の連載漫画は問題の提示とその解決の繰り返しで成立しています。おいおいこんな状況どう解決するんだ→そんな方法があったのかー、ですね。それが上手く回転すれば昔のキン肉マンのようになり、上手く回転しなければ今のキン肉マン2世のようになります。問題の難易度が上がるほど読者の興味をひけるのですが、解決に説得力がないと読者に馬鹿にされます。この作業は作家にも苦行らしく、藤子不二雄はオシシ仮面を象徴としてその姿を戯画的に描いてました。 ●それで前回のプリキュアですが、新キャラのキュアサンシャインが加入した翌週にもかかわらず、敵組織最強のダークプリキュアと戦うというなかなかの難題が提示されてました。せっかくの新キャラをつぶすのには早いし、といってダークプリキュアが負けるとまだ先の長いこれからの物語が苦しくなります。それでどうするのかと思っていたら、直接対決したうえに両者のメンツが立つように解決して