いま、声優の人気はかつてないほど高まっている。その仕事も、アニメや映画で登場人物の声を演じるだけにとどまらず、大会場でのライブで歌い、テレビに出演し、ラジオ番組でパーソナリティーをするなど、多彩な活動が当たり前となっている。アイドルとの垣根もほぼなくなったようにも見える。 多彩な分野で活動する声優のひとりが、1990年代半ばにデビューした鈴村健一だ。声優としては『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』シン・アスカ役、『銀魂』シリーズ・沖田総悟役、『おそ松さん』イヤミ役など、シリアスからコミカルなキャラクターまで幅広く演じている。そして2008年からは、ソロアーティストとしての活動や即興舞台劇「AD-LIVE」の総合プロデュースを開始し、12年には自ら声優事務所「インテンション」を設立した。 業界のトップランナーは、現在の“声優”という職業ついてどのように考えているのか。鈴村健一のインタ