トランプ米大統領は銃乱射事件をきっかけに暴力表現を含むゲームを規制するよう主張し、その結果ゲーム規制論争が再発している。しかし、暴力的な描写が登場するゲーム「グランド・セフト・オート」を2か月にわたってプレイした影響を調査した研究結果からは、その影響はほぼ確認できなかったという(Nature、Ars Technica、Slashdot)。 この研究は、ドイツのマックス・プランク教育研究所とハンブルク・エッペンドルフ大学医療センターの研究チームによって実施された。18歳から45歳までの選抜された成人90人の被験者を2つのグループに分けて、暴力的なゲームを長期間にわたってプレイすることでどれほどの影響が現れるのかが調査された。 研究チームは208件の比較を実施。その結果、95%の信頼度で暴力的なゲームの影響を受けたと判断できたケースは3件のみで、それ以外に有意な差は認められなかったとのこと。こ