ブックマーク / globalhead.hatenadiary.com (72)

  • 引っ越し日記序章:『トリプルX 再起動』でオレも映画館再起動した - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■トリプルX 再起動 (監督:D・J・カルーソ 2017年アメリカ映画) まあ映画の感想とかそういうのではなく、「2か月半ぶりに映画館で映画観た」という話である。だから「映画館再起動」というわけなのである。 今年の元旦に『バイオハザード ザ・ファイナル』を観て以来、忙しすぎて暫く映画館で映画を観ていなかった。2月に引っ越しがあり、それに前後してあれこれと膨大な雑務を片付けなければならなかった。引っ越してからも家具を揃えたり身の回りの細々としたものを揃えたりと、そっちのほうに気が行ってしまっていて映画館で映画観るどころではなかった。家では結構DVDやらBlu-rayやらをダラダラと観ていたのだが、映画館どころかどこかに出掛けるという気分ではなかったのだ。一時は「このまんま映画館リタイアしてもいいかな、あはは」という心境にまでなっていた。今回の引っ越しについてはまた日を改めて何か書こうと思う。

    引っ越し日記序章:『トリプルX 再起動』でオレも映画館再起動した - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2017/03/21
    「派手でハゲでバカだからしみじみと許してしまえる」…この1文で観たくなった。
  • 輝くもの天より墜ち / ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6) (ハヤカワ文庫SF) 作者: ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,James Tiptree Jr.,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/07/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (98件) を見る■ティプトリーという作家 自分の中でSF界で最も重要な作家といえば誰だろう、と考えるなら、スタニスワフ・レムとフィリップ・K・ディックの名前がすかさず出てくる。そしてもう一人名前を出すとするなら、それはジェイムズ・ティプトリー・ジュニアそのひとである。 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアはアフリカで生活していた時期があったり、CIAに勤務していたりと、ユニークな生い立ちを持ち、さらにアルツハイマーで余命幾ばくもない夫を射殺し、自らも死を選ぶという壮絶な最期を遂げた事でも知られるが、S

    輝くもの天より墜ち / ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/11/09
    ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアについては、フモさんが書いていた。コメ欄に『ラセンウジバエ解決法』の名があるのも、さすが。
  • 開催直前!インド映画祭IFFJ上映作品には見目麗しい女優さんが勢揃いだ! - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    インド女優はインド映画の華。というわけで昨日に引き続きお送りする「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2016」記事は、IFFJ上映作品に出演なさっている華々しいインド女優の皆様を紹介してみたいと思います。なお、殆どの写真は出演作品のものではありませんのでご注意を。 ■ソーナム・カプール / 出演作『プレーム兄貴、お城へ行く』『ニールジャー』 『プレーム兄貴、お城へ行く』『ニールジャー』の2作品に出演されているのは「インドの薔薇」ことソーナム・カプール様。ああ、なんとお美しい! ソーナム・カプール(Sonam Kapoor)1985年7月9日ムンバイ生まれ (31歳)。『Saawariya』(2008)でデビュー。 主な出演作:『Delhi-6』(2010)、『Raanjhanaa』(2014)、『Khoobsurat』(2015)、『Dolly Ki Doli』(2016)

    開催直前!インド映画祭IFFJ上映作品には見目麗しい女優さんが勢揃いだ! - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/10/06
    いつも思うけど、インドの女優さんって「勝つべくして勝つ」という人ばっかで凄い。
  • 国家と個人、制度と自由〜映画『スーサイド・スクワッド』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■スーサイド・スクワッド (監督:デヴィッド・エアー 2016年アメリカ映画) ■"自殺部隊" スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)、訳して"自殺部隊"。バットマンやスーパーマンを擁するDCコミックに登場する、ヴィラン(悪役)を寄せ集めた決死部隊だ。奴らは既に逮捕投獄され、無期懲役が確定しているが、その人間離れした殺傷能力・戦闘能力を見込まれ、非常時の使い捨て部隊として投入されたのだ。奴らは首にマイクロ爆弾を埋め込まれ、逃げ出せば死が待っている。そして投げ出された戦場でも、おぞましい死が待ち構えている。しかし作戦を成功させて生き延びれば、10年減刑してくれるらしい。無期懲役から10年減刑されても、∞マイナス10だが。 デヴィッド・エアー監督によるアメコミ映画『スーサイド・スクワッド』は、こんな絶望的な戦いに送り込まれた悪役たちの、一寸先すらも分からぬ死闘を描いたアクション作

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  • 神戸・姫路カピバラ旅行 (その1:須磨海浜水族園篇) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    8月のお盆休みは相方さんと二人で神戸と姫路へ旅行に行ってきました。目的はもちろんカピバラ!3日間で動物園・水族館5つを周りカピバラを見まくってくる!という大計画であります。カピバラ以外の観光目的はありません。あとは地元のビール屋で飲みまくる!というわけで相方さんとオレは関西カピと会うため新幹線に乗ったのでありました。 まずは東海道新幹線弁当で腹ごしらえ。そして関西カピの愛らしい姿を妄想しているうちに電車は新神戸の到着。それにしても……暑い! 新神戸駅の下には川が流れていました……神戸恐るべし。さらに地下鉄駅には「鉄人28号前」なる表記が。改めて神戸恐るべし。 まずはカピバラがいるという須磨海浜水族園を目指します。その前にJR須磨海浜公園駅で降りてからお好み焼き屋で腹ごしらえ。 水族館へとぶらぶら歩いている時に妙な物体を発見。なんとこれ、阪神淡路大震災の時に倒壊した高速道路の橋脚なんだそうで

    神戸・姫路カピバラ旅行 (その1:須磨海浜水族園篇) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • 神戸・姫路カピバラ旅行 (その2:姫路セントラルパーク/姫路市立動物園篇) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    さてカピバラ行脚神戸篇二日目、この日は愛媛へと足を延ばしサファリパークにいるというカピ、それと姫路城の足元にいるというカピを求めてまたしても暑い関西の土地を彷徨います。 神戸から姫路へ電車で4、50分、この日の目的地である「サファリリゾート姫路セントラルパーク(姫セン)」は姫路駅からバスに乗りさらに30分ほどあります。この日は11時ごろに着いたのかな? 姫センは遊園地とサファリパークの二つの施設で成り立っており、サファリに行くためにはまず遊園地に入ってサファリバスの予約をしなければなりません。つまりサファリだけやりたくて遊園地を利用するつもりがなくとも遊園地入場料は取られちゃうんですね……。とりあえずサファリバスを予約し、30分ほど待ってから出発。サファリの行程は約40分ほど。サファリパークに到着すると動物たちがのんびり過ごしていました。 バスで一通りサファリを体験した後は途中の「ウォーキ

    神戸・姫路カピバラ旅行 (その2:姫路セントラルパーク/姫路市立動物園篇) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • 神戸・姫路カピバラ旅行 (その3:神戸どうぶつ王国/神戸市立王子動物園篇) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    神戸カピバラ行脚3日目最終日は神戸の動物園「神戸どうぶつ王国」「神戸市立王子動物園」の二つを回ります。神戸も3日目ですが動物園以外殆ど観光してません!神戸ポートタワーとか中華街とか行ってないんだよ!カピ見てビール飲むだけの為に神戸来たんだよ!毎日暑くてこの3日目はもうヘロヘロなんだよ!この3日目も着てたTシャツに塩吹きまくってたわ!お前らオレの生きざま見とけ!(暑くて疲れてヤケクソになってる) というわけで「神戸どうぶつ王国」へGO!神戸から三宮へ、そこからモノレールに乗って港湾地区へと向かいます。「京コンピュータ前(神戸どうぶつ王国)」で降りるとスタッフのお姉さんが出迎えてくれますよ! それにしても神戸どうぶつ王国、中に入ってびっくり。所狭しと草花が生い茂ってるんです。もとは「神戸花鳥園」という施設だったのを動物園に改装したからなんですが、まさかこんなに物凄いとは思ってもみませんでした。

    神戸・姫路カピバラ旅行 (その3:神戸どうぶつ王国/神戸市立王子動物園篇) - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • 女子嬰児殺しの村〜映画『Kajarya』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■Kajarya (監督:マドゥリータ・アナンド 2015年インド映画) 新進女性ジャーナリストが祭の取材のため訪れた村で知ってしまった恐ろしい事実。それは村ぐるみで行われていた大量の女子嬰児殺害だった。2015年にインドで公開された映画『Kajarya』はインドで深刻な社会問題となっている「女子嬰児殺し」をテーマにした社会派作品である。監督のマドゥリータ・アナンドはジェンダー・子どもの権利に関する多数の短編・ドキュメンタリー作品を監督・製作してきた女性であり、この作品は彼女の2番目の長編映画作品となる。 《物語》デリーに住む新進ジャーナリスト、ミーラ(リディマ・シュッド)は毎年恒例の祭の取材のため、デリーから80キロ離れたある村に訪れる。しかし、村の不穏な空気に胸騒ぎを覚えた彼女は、聞き込みの中で祭の巫女である女、カジャリア(ミーヌ・フーダ)が村で生まれた女児新生児を殺す役割を負っている

    女子嬰児殺しの村〜映画『Kajarya』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/07/21
    インドにおける嬰児殺しが題材の作品。ダウリー(持参金制度)の恐ろしさ。
  • アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』を原案としたインドのサスペンス・スリラー映画『Gumnaam』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■Gumnaam (監督:ラジャ・ナワテ 1965年インド映画) ■インド映画版『そして誰もいなくなった』 孤島に集められた10人の男女が一人また一人と殺されてゆき、そして最後に誰もいなくなった……アガサ・クリスティが執筆した超有名な古典ミステリ小説『そして誰もいなくなった』は、読んだことがなくとも多くの方がそのタイトルを知っていることでしょう。 そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,青木久惠出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/11/10メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 42回この商品を含むブログ (74件) を見るこの作品はこれまで何度か映像化されていますが、実はインドでも映画化されていたんですね。それが今回紹介する1965年公開の作品『Gumnaam』です。 今回観るにあたって、原作をどの程度改変しているのかにも

    アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』を原案としたインドのサスペンス・スリラー映画『Gumnaam』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/07/18
    「歌と踊りがあったから次は誰かが殺されるな」>爆笑。スゲエ!
  • あるレスラーの愛と栄光、失墜と再生の物語〜映画『Sultan』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■Sultan (監督:アリー・アッバース・ザファル 2016年インド映画) ■あるレスラーの栄光と失墜 かつてレスリング・スポーツの世界で栄光の道を歩みながら、今失意と孤独の中に一人取り残された男がいた。彼の名はスルターン。彼の過去にいったい何があったのか、そして彼は甦ることができるのか。先頃インドで公開され大ヒット中の映画『Sultan』は、そんな彼の愛と栄光、失意と再生を描いた物語である。主演にサルマーン・カーン、アヌシュカー・シャルマー。監督に『Mere Brother Ki Dulhan』(2011)、『Gunday』(2014)のアリー・アッバース・ザファル。なおこの作品はインドで公開ほやほやの作品だが、日でもSpace Boxによる英語字幕付きの上映会があり、そちらで観ることができた。 《物語》総合格闘技リーグを主催するアーカーシュ(アミト・サード)はインド代表選手を求めて

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  • シャー・ルク・カーンがインド一の出世頭を演じる映画『ラジュー出世する(Raju Ban Gaya Gentleman)』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■ラジュー出世する(Raju Ban Gaya Gentleman)(監督:アズィーズ・ミルザー 1992年インド映画) シャー・ルク・カーンの出世作と言われる『ラジュー出世する』、やっと観ました。この作品の公開年である1992年に銀幕デビューを果たしたシャー・ルクは同年だけで4作の映画に出演し、その1作であるこの作品が大ヒットしたというんですからまさしく破竹の勢いでスター街道を歩むことになったんでしょうね。ただどうしても最初期の作品というとまだまだ拙かったりするんじゃないのかな?と思って暫く作品に触れて無かったのですが、『ラジュー出世する』の原典と言われる『Shree 420』をこの間観て、いい機会だから観比べてみようと思ったわけなんです。共演にジュヒー・チャウラー、ナーナー・パーテーカル。監督はこれがデビューとなるアズィーズ・ミルザー。 物語の主人公はダージリンからボンベイ(現ムンバイ

    シャー・ルク・カーンがインド一の出世頭を演じる映画『ラジュー出世する(Raju Ban Gaya Gentleman)』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/06/30
    畑違いであるメタル雑誌のBURRN!にすら紹介記事が載ってたんですよね。この映画。公開当時、本当に盛上ってたんですねえ。
  • もうアメコミヒーロー映画はデッドプールだけでいいと思う〜映画『デッドプール』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■デッドプール (監督ティム・ミラー 2016年アメリカ映画) 実は随分前からアメコミヒーロー映画に興味を無くしている。面白くない。観ていて飽きる。理由は以下のことによる。 ・正義正義うるさい。……頭血ィのぼりやすいタイプばっかなのか? ・世界の平和とかどうでもいい。……だいたい殆どアメリカの平和だしな。 ・みんなつるみすぎ。……ゴチャゴチャしすぎてかなわん。 ・深刻ぶりすぎ。……観ていて具合悪くなる。 ・また今日も人類滅亡の危機かよ。……大風呂敷拡げ過ぎなんだよ。 そんなオレだったが、マーベルコミックヒーロー、デッドプールが映画化されると聞いた時は「おお、これはアリかも!?」と思った。以前原作コミックを数冊読んだのだが、お馴染み過ぎてすっかり見飽きた某や某みたいなヒーローの顔ぶれに比べると、十分に新鮮で吹っ切れていて楽しかったのだ。そしてようやく劇場で観ることのできた映画『デッドプール』

    もうアメコミヒーロー映画はデッドプールだけでいいと思う〜映画『デッドプール』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • オッサンのオッサンによるオッサンのためのインドのオッサン映画『Welcome Back』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■Welcome Back (監督:アニース・バーズミー 2015年インド映画) 実はこの『Welcome Back』、あまり指が動かなかった映画であったのも確かだ。なんとな〜く華がないし、それに大味そうだ。『Welcome』という作品の続編らしいがこれも観てない。しかも監督がアニース・バーズミー。彼の監督作品は『No Entry』(2005)、『Singh Is Kinng』(2008)あたりのコメディ作品を観たことがあるが、シチュエーションやアクションで笑わせるというよりも、細かい会話のニュアンスで可笑しさを醸し出す監督で、字幕と睨めっこしながら観なければならないのが少々しんどかったのである。 とはいえ、予告編を観たところとりあえず派手に作ってある。ドバイの高層ビルで花火バチバチとか、キンキラキンの大邸宅とか、なんだか大人数のダンス・シーンとか、「ゼニ掛けてまっせぇ!」という主張は伝

    オッサンのオッサンによるオッサンのためのインドのオッサン映画『Welcome Back』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/05/13
    「身欠きニシンの如くじんわり油の沁みだしたオッサン俳優たち総出演」
  • 厳寒のミズーリ河畔で展開する神話的復讐劇〜映画『レヴェナント:蘇えりし者』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■レヴェナント:蘇えりし者 (監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 2016年アメリカ映画) ■『レヴェナント:蘇えりし者』観てきた 『レヴェナント:蘇えりし者』観てきた。これは素直に良い映画だったなあ、としみじみ思えた作品だったで、とりあえず気になってる方は是非観に行くといい。 とはいえ、実は最初は、それほど惹かれなかった。ディカプリオもアカデミー賞もそんなに興味がないし、どこかの山奥で復讐劇といわれてもピンと来ないし、イニャリトゥの前作『バードマン』はつまらなかったし、なにより予告編の全編に渡る寒々しさとババッチさにちょっと引いてしまっていたのである。こう見えて意外と潔癖症のオレなのである。ただ、相方さんが観たいというのでつきあいのつもりぐらいで観に行ったのだ。そうしたらこの面白さだ。相方さん誘ってくれてありがとう。 ■過酷な状況の中を生き延びるというサバイバル劇 劇場に行き、

    厳寒のミズーリ河畔で展開する神話的復讐劇〜映画『レヴェナント:蘇えりし者』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/04/29
    >「もうひとつ『レヴェナント』から感じたのはキリスト教的世界観と非キリスト教的世界観の対立である。」
  • アメリカとイギリスを嘲笑うフランス人監督のブラック・コメディ〜映画『ムーン・ウォーカーズ』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■ムーン・ウォーカーズ (監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ 2015年フランス・ベルギー映画) 「アポロ11号月着陸映像は捏造だった!?」という陰謀論をコメディ仕立てで描いた作品『ムーン・ウォーカーズ 』、実のところ「いまさら『カプリコン1』の二番煎じ作ってどうするんだ?」としか思えず、とりあえず劇場はパス、レンタルが出たので適当に流し観することにした。するとこれが、予想の斜め上を行く面白さではないか。 時は1969年。アポロ11号月面探査計画に際し、計画失敗による世論の圧力を恐れたCIAが「あたかも計画が成功したように見える捏造映像」を作るため、腕利き諜報員キッドマン(ロン・パールマン)をイギリスに派遣する。『2001年宇宙の旅』を監督したスタンリー・キューブリックに捏造映像を制作させようというのだ。しかし手違いからその計画はダメバンドのマネージャー、ジョニー(ルパート・グリント)の

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  • 原始世界で戦い抜け!〜ゲーム『ファークライ プライマル』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ○原始人となって戦うんだッ!? なんとこのゲーム、舞台が原始時代です。ジャンルとしてはオープンワールドFPSなんですが、遥か一万年前の原始人となって戦う!というのがこのゲームなんです。 なにしろ原始時代で原始人なので、武器は弓と槍と棍棒です。今風のFPSみたいにアサルトライフルやショットガンなんか出てきません。もちろん主人公は動物の毛皮をまとっているだけで、強化アーマーやコンピューター機器による支援があるわけでもありません。 その辺のものを加工した武器で、とりあえず殴ったり刺したりして敵を倒す!そんなひたすら原始的な戦い(まあ原始人ですから当然ですが)を繰り広げるのがこの『ファークライ プライマル』なんですね(ただし、製作側もそれだけじゃ寂しいと思ったのか、後半爆発物的なものも使えるようになります)。 ○人間も怖いが動物も怖い! プレイヤーはとある部族の原始人となり、敵対する他部族の原始人

    原始世界で戦い抜け!〜ゲーム『ファークライ プライマル』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/04/22
    楽しそう。
  • 『スター・ウォーズ』『マッドマックス』にインスピレーションを与えたとも言われる著作『千の顔をもつ英雄』を読んだ。 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■千の顔をもつ英雄〔新訳版〕(上)(下) / ジョーゼフ・キャンベル 出合ってから30年というもの、このは私を魅了し、インスピレーションを与え続けてくれている。――ジョージ・ルーカス 世界最古の英雄譚といわれるギルガメシュの冒険からオデュッセウスの苦難の旅、ブッダの修行、イザナギとイザナミの物語まで、古今東西の神話や民話に登場する「英雄」たちの冒険を比較すると、心を揺さぶる物語の基構造が見えてくる――。ジョージ・ルーカスに〈スター・ウォーズ〉創造のインスピレーションを与えるなど、世界中のクリエイターたちに多大な影響を与えた神話学者キャンベルによる古典的名著の新訳版。 『真実はひとつ。人はそれにたくさんの名前をつけて語る』――ヴェーダ/インド聖典 ジューゼフ・キャンベルの名前は映画『スター・ウォーズ』がらみで知り、興味を持った。キャンベルの主張はザックリ説明すると「世の全ての物語には"原

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  • 【ヴィディヤー・バーラン特集】まとめ - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    とまあ特に新作公開されて盛り上がってるわけでもないのに唐突にヴィディヤー・バーラン特集などというもののを立ち上げてしまいましたが、なんでかっていうと端的にヴィディヤー・バーランという女優さんが好きだからです。インド映画女優の美しさは誰もが認めることでしょうし、それと、インド映画女優はヴィディヤー・バーランに限らず誰もが演技のスキル、表現力が相当に高いと感じます。そんな中でなんで彼女なのかと言うと、これはもう好みとしか言えないのですが、なんかこう、見ていて和むものを感じる、そんなところでしょうか。年齢がちょっと高めでそれなりにぷくっとしているところとか…ああすいませんオレもオッサンなもんですから若い女優さんよりもヴィディヤーさんぐらいがいいなあと思う訳なんですが…。 今まで感想を書いたヴィディヤー・バーラン作品をまとめてみました。参考までにどうぞ。 ・失踪した夫を探しにインドに発った女を襲う

    【ヴィディヤー・バーラン特集】まとめ - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • Virgil Finlay幻想画集 復刻版 / 大瀧 啓裕 編・著 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    伝説の幻想小説誌『ウィアード・テイルズ』を中心に、そうそうたる幻想・SF作家たちの挿絵を手がけ、その精緻を極めた流麗な画風で幻想・SFイラストの最高峰と讃えられたヴァージル・フィンレイの画業を収録した『Virgil Finlay幻想画集』を34年ぶりに復刻刊行!編者による詳細な解説と資料も収録! ヴァージル・フィンレイといえば大昔SFマガジンでちょっとした紹介がされていてそこで見たのを覚えている。黒を基調とした画面には美女と魔物が点描で描かれ、さらに有機物のような光輪がそちこちに漂い、そこにはまごうことなき異世界が表出し、それら全てに一種異様な暗さと深みがあった。ヴァージル・フィンレイを知らない方でも、創元社から刊行されているラブクラフト全集の表紙の作者、といえばお分かりいただけるであろう。 ヴァージル・フィンレイは20世紀半ばに「ウィアード・テイルズ」などのパルプ雑誌で挿絵画家として活躍

    Virgil Finlay幻想画集 復刻版 / 大瀧 啓裕 編・著 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    nikuzombie
    nikuzombie 2016/02/18
    『ラブクラフト』全集の表紙の人。買うたやめた音頭で誤魔化してたけど、やっぱ欲しい。これ買おう。
  • 再会の物語〜映画『スターウォーズ / フォースの覚醒』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■スターウォーズ / フォースの覚醒 (監督:J・J・エイブラムス 2015年アメリカ映画) I. 『スターウォーズ / フォースの覚醒』を観てきました。今回は特に内容に触れないことにして、SW旧6作とこの新作との関わり合いについて思いついたことをあれこれ書き散らかしたいと思います。ネタバレはしてないと思いますが、物語の構造上のことには触れているので、情報は一切遮断したい!という方は編を楽しまれてから読んだ方がいいかもしれません。 さて、SWの4〜6作、いわゆる「ルークの物語」はヒロイック・ファンタジーの王道的な作品で、それはそれこそヒーローの登場による「新たなる希望」がテーマでした。それに対する1〜3作、いわゆる「アナキンの物語」は終局において徹底的な絶望を用意された悲劇の物語です。そしてこの悲劇があるからこそ、「ルークの物語」による「新たなる希望」が必要とされたわけです。この「アナキ

    再会の物語〜映画『スターウォーズ / フォースの覚醒』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ