山陽新幹線の乗務員の呼気検査でアルコールが検出された問題で、原因は消毒用のアルコールの誤検知だったことがわかりました。 JR西日本によりますと、9月27日に山口県の新岩国駅で行われた呼気によるアルコール検査で、新大阪行きの「こだま838号」に乗車予定だった60代の男性運転士と30代の女性車掌の2人から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。 社内の聞き取りに対して、運転士と車掌は「飲酒していない」と話し、その後の調査で共有ロッカーに保管していた消毒用のアルコールが漏れて、検査機器がそれに反応した可能性が高いことがわかったということです。 JR西日本は、「こういう事案は稀で、今後、同様の誤検知が起きないよう再発防止に努めたい」としています。