内閣府は1日、クレジットカード利用に関する世論調査の結果を発表した。「クレジットカードを積極的に利用したいか」との質問に対し、「そう思わない」との回答は57・9%で、「そう思う」39・8%を大きく上回った。 調査は7月下旬、全国の18歳以上の3千人を対象に面接で行い、1815人(60・5%)が回答した。 利用したいと思わない理由(複数回答)は、「不便を感じない」(55・4%)が最も多く、「紛失・盗難により第三者に利用されるおそれがある」(41・3%)、「個人情報などが漏洩(ろうえい)し、不正利用される懸念がある」(35・4%)と続いた。 クレジットカードの安全利用のために政府に取り組んでほしいこと(複数回答)では、「不正使用に関する取り締まり強化」(57・4%)が最も多かった。経産省の担当者は「偽造や不正使用についての報道が増え、不安を持つ人が多い」と分析している。