発達した前線の影響により県内各地が大雨に見舞われた十三日、刈谷市のプロバスケットボールBリーグの試合会場の駐車場では、車が水没する被害が出た。 午後五時五十五分ごろ、刈谷市築地町の市総合運動公園で、園内の駐車場に止めていた乗用車の所有者から「車が水没して動かせなくなった」と市に通報があった。公園関係者が少なくとも八台の水没を確認。閉じ込められた人やけが人はなかった。市によると、駐車場は洪水対策用の調整池を兼ね、普段は閉めているが、園内の体育館でBリーグの試合があるこの日は午前七時から開放していた。園北側を流れる逢妻川の水位が上昇した場合、池のように水がたまるため、大雨時には駐車しないよう看板で呼び掛けている。 試合が終了した午後三時五十分ごろ、雨が強くなったことから速やかに車を動かすよう場内アナウンスを流したという。市内では午後四時五十五分ごろ、洪水警報が発令された。市は「想定を上回る雨だ