破竹の勢いで拡大を続けるRIZAPグループが、新たなM&A案件を発表した。今度はプロサッカーチーム、湘南ベルマーレだ。この勢い、どこまで続くのか。規模拡大以外に、確固たる戦略はあるのだろうか。M&Aなどの企業活動に詳しいコンサルタントの桂木英一氏に分析してもらった。 中期経営計画でスポーツとフード分野に集中的に投資すると発表したRIZAPグループの瀬戸健社長(左)。隣は湘南ベルマーレの眞壁潔会長(中央)と三栄建築設計の小池信三社長(右) 撮影:川村力 個別指導のトレーニングジム運営を中心に、美容や健康、アパレル分野などで急拡大を続けるRIZAPグループが、サッカーJリーグ1部(J1)湘南ベルマーレの経営権を取得すると発表した。 現在筆頭株主の三栄建築設計(東京都杉並区)と合弁会社を設立し、ベルマーレの第三者割当増資を引き受ける。RIZAPグループは合弁会社を通じて、ベルマーレの株式を議決権