今年の夏興行は異変ぶりが顕著であった。とともに、予想を裏切らない大ヒットもあった。両者が重なり合いながら、映画の夏が過ぎていった印象が強い。それを大枠、3つの点から指摘してみたい。(1)『シン・ゴジラ』の予想を大幅に上回る大ヒット (2)米映画メガヒット続編の意外な結果 (3)米映画新興アニメの健闘、以上の3点である。(1)(2)が異変で、(3)が想定内。(1)(2)のなかに今年の特徴があるとして、(3)には他作品の異変とも関係があるようにも見え、総体的には異変ぶりのほうが目立つ夏興行であったと言って差し支えない。夏映画の興収ランキングTOP5はこちら! 夏興行の1位は『シン・ゴジラ』。最終興収75億円超え視野 『シン・ゴジラ』は、最終で興収75億円超えが視野に入ってきている(9月11日時点での推測)。ランキング表には、さらにその上の数字を提示したが、その手前、70億円を超えてくれば、夏興
![夏の映画興行、『シン・ゴジラ』が本命『ファインディング・ドリー』を抑えて興収トップへ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20d0776552978ffa3ac5302e85914b37e07cc36f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcontents.oricon.co.jp%2Fspecial%2Fimg%2F49000%2F49336%2Fthumb%2Fimg660%2F1473597325367.jpg)