クーゲルパンツァー(独: Kugelpanzer)は、第二次世界大戦中の装甲戦闘車輌らしき動力車両である。「クーゲル(Kugel)」とはドイツ語で「ボール」を意味するので、直訳すると玉戦車となる[1]。 詳細については不明な点が多いがナチス・ドイツで開発され、日本に輸出されたとされる説がある。 ロシアのクビンカ戦車博物館のドイツ車両コーナーに、比較的保存状態の良い個体が1両だけ収蔵されており、性能や来歴については少なくとも下記の情報が判明している[2][3]。 ドイツで製造されたがメーカーは不明。 日本に輸出された。 1人乗り。 装甲厚は5mm。 動力は単気筒の2ストロークエンジン。 ソ連軍が1945年に満州にて鹵獲。 車輌の両側に側面装甲と一体となった車輪が谷型の傾斜で装備され、車体背後には搭乗口と小型の補助輪つきアームがある。車体保持と旋回はこの補助輪つきアームで行われる一種の三輪自動