今回のテーマは「ファミコン」である。 何それ、と言いたいところだが、当方昭和生まれのモロファミコン世代である。今の子どもがほぼDSを持っているのと同じように、当時の子供にとってファミコンは当然のステータスであり「大切なことは全て接続の悪くなったアダプターをセロテープ補強することから学んだ」「カセットをフーっとやったことがない奴は何やってもダメ」と意識が高い界隈では言われていた。 我が家は玩具を全く買い与えられないというわけではなかったが、不自由なく与えられていた、というわけでもなかった。よって、全てが世間よりも一歩遅れてやってきていた。ファミコンも周りよりかなり遅れての購入であったし、世間でドラクエ3も沸く中、我が家には満を持してドラクエ2がやってきていたのである。 そしてもちろんファミコンは一家に一台だ。よって姪っ子たちが、一人一台「マイDS」を持っているのを見た時は「これだから最近の子
![カレー沢薫のほがらか家庭生活(9) モロファミコン世代](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6bc535787cb9230d59a18f5a0c49fe4b02372941/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Farticle%2Fcheerful-curry-9%2Findex_images%2Findex.jpg)