TBSラジオの番組「東京ポッド許可局」に「自意識が邪魔をする」というコーナーがある。上手いことをいっていると思う。 生きていると自意識が邪魔をして、行動に移せないことがときどきある。自分の場合、ぱっと思い浮かぶのは、趣味のプロレス観戦をしているとき、自意識が邪魔をして、声援を送れずにいたことだ。 もともと声が小さめである、腹から声を出すのが苦手である、という弱点がある。だから、叫んでもどうせ届かないし、聞こえないし、周りの観客から「そんな声じゃ届かねぇぞ(笑)」と思われてもいやだな、と考えていた。 だからプロレスを観にいくようになってから1年3カ月ほど、選手の名前を呼ぶこともなく、観戦していたのだ(それでも十分楽しかった)。 ただ、転機があったのは去る8月27日(日)、全日本プロレス、両国国技館大会のこと。普段はひとりで観戦にいくことが多いけれど、この日は青柳優馬選手推しの友人とふたりで観