一時は全社員の肝臓を売っても足りない額の赤字を計上したものの、日本勢の中では唯一健闘しているといっていい総合家電メーカー、パナソニック。中国現地法人の総裁が、「将来、松下は中国をグループのイノベーション基地として、さらに多くの製品とビジネスモデルを中国で生み出す」との考えを示したと、中国共産党機関紙・人民日報系の国際系メディア、「環球網」が伝えました。 なお、中国では「Panasonic」ではなく、今でも「松下電器」の社名が使用されています。 その理由として、「Panasonic」という響きは中国語で「怕拿索尼客」、「ソニーの客をとるのが怖い」という意味になるからとの説もありますが、そう聞こえてしまうのは事実なので、たぶん本当だと勝手に思っています。 そんなわけで、この記事では基本的に「松下」と表記することにします。 今年、創業100周年を迎えた松下。社長津賀一宏は最近の講話でパナソニック