アクセンチュアは5月21日、日本の大企業の管理職に対してITに関する意識をアンケート調査し、米国での調査と比較した結果を発表した。「この2~3年でITに基づく生産性は向上したか」との問いに、「向上した」と答えた米国企業は75.5%だったのに対し、日本企業は52%にとどまった。日本では、ITによる企業の生産性向上を実感していない管理職が多い、と結論づけている。 日本での調査は2006年9~10月にかけて、売上高5億ドル(約600億円)以上の大企業を対象に実施、IT部門の管理職115人、ITを利用する立場の管理職117人から回答を得た。これを2004年に実施した米国での調査結果と比較した。 アクセンチュアは、ITによる生産性を実感できていない背景として、ビジネスとITが乖離していること、業務部門のITへの関与が弱いこと、などを挙げている。「IT投資と経営目標との整合性がとれているか」との問いに