先月、ことしの新米を出荷業者が卸売業者に販売した価格は前の月をおよそ2%下回り、2か月連続で最も低くなったことが、農林水産省のまとめで分かりました。 農林水産省の発表によりますと、ことし10月に出荷業者が卸売業者などに販売したことしの新米の「相対取引価格」は、全銘柄の平均で60キロ当たり1万2215円でした。 これは、平成18年の調査開始以来、最も低い価格となった前の月を2.1%下回り、2か月連続で過去最低となりました。 価格が下落している要因について、農林水産省は、消費の減少などでコメの在庫が比較的、多い状況が続いているためとしています。 取引量が多い主な産地や銘柄別では、北海道産の「ななつぼし」が前の月に比べて6%下落して1万2628円、秋田県産の「あきたこまち」が4%下落して1万1679円、新潟県産の「コシヒカリ」が1%下落して1万5416円などとなっています。 取引価格の下落を受け