東京都文京区のネットカフェで、従業員に刃物で重傷を負わせて現金を奪ったとして警視庁は25日、住居不詳、無職畑野直樹容疑者(41)を強盗傷害容疑で逮捕し、発表した。「大けがをさせたのは間違いない。売上金を奪ったことについては、今は考えさせて下さい」と話しているという。 捜査1課によると、畑野容疑者は21日午後7時半ごろ、文京区湯島3丁目のネットカフェ「リンク」店内で、男性従業員(49)の左腕や右太ももなどをナイフのようなもので刺して重傷を負わせ、店の金庫から売上金約32万円を奪った疑いがある。従業員は一時心肺停止となり、今も意識不明の重体という。 事件後に畑野容疑者が身を寄せそうな知人がいる千葉県船橋市内を捜査員が捜索していたところ、JR船橋駅近くで畑野容疑者を見つけたという。