ひとりぼっちの姿を頻繁に目撃され、大いに話題になった俳優キアヌ・リーヴス。彼は今、映画界からもお声がかからなくなったようだ。 Text: Masako Iwasaki キアヌ・リーブスはかつて、同世代の中でも突出したアクション俳優であり、ヒット請負人であった。「スピード」や「マトリックス」三部作の成功が何よりの証拠だ。しかし最近ではブロックバスター作品に姿を見せることはほとんどなくなり、数少ない出演作の1つ「47RONIN」は興行収入が製作費に届かず、初監督作「ファイティング・タイガー」(2013)の評判も散々なものに終わった。そんな彼がIndiewireのインタビューに応え、「マトリックス レボリューションズ」(2003)以降、メジャースタジオからのオファーがほとんどないことを認めた。 「最後にスタジオ映画に出たのは『47RONIN』だったけど、それまでかなりの期間が空いている。たぶん、