2016年、自転車愛好家ならご存知かもしれないが、ロードバイクシーンでちょっとしたトピックになっているのが「アルミフレーム」を採用したモデル。パフォーマンス的にはすでに一線を退いたと思われていたアルミロードバイクが再び脚光を浴びているのだ。 現在、走行性能をウリにした中級以上のロードバイクはカーボンフレームが主流になっている。世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」をはじめ、ロードバイク本来のステージ、ロードレースにおいてその優位性がゆるぎないものになっているからだ。それまでスタンダードだったアルミに比べて軽く、剛性に優れるうえ、振動吸収性と設計の自由度も高い。ネックと言われた価格も最近はだいぶ下がり、20万円台前半の価格帯のモデルでもカーボンフレームはもはや珍しくない。アルミフレームはキヤノンデールなどの一部ブランドを除き、安価なエントリーモデルのためのものになりつつあった。 しか