民主党の山岡賢次国会対策委員長は18日夜、都内の韓国大使館で権哲賢大使と会食し、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案について、国民新党が反対していることから政府提案で今国会に提出することは困難との考えを伝えた。 権氏が同法案の早期成立を重ねて求めたのに対し、山岡氏は「参院選が控えているので今国会ではできない。タイミングを逸した」と語った。この発言について、出席者の一人は議員立法も含めて提出は難しいとの認識を示したが、別の出席者は「議員立法まで無理だとは断言していない」と語った。 出席者によると、山岡氏は付与法案について、民主党の小沢一郎幹事長が1月上旬、政府提案とするよう政府側に要請した経緯を説明。国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相が今夏の参院選に向け、参政権付与法案への反対を掲げている経緯を踏まえ、参院選までに調整することは困難との見通しを示した。 会合には山岡氏のほか参政権付