「身内が生活保護を受けていたことが、情けなく、恥ずかしい気持ちだった」と記者会見で語った、次長課長の河本準一氏。だが、病気やケガなどの理由で生活保護を受けることは、はたして「恥」なのだろうか。 本誌が男女別、世代別、年代別の合計1000人を対象に生活保護に関するアンケート調査を行なったところ、「生活保護を受けることを『恥ずかしいことだ』と思いますか?」という質問に、46.3%が「はい」と回答。約半数の人が恥ずかしいと思っていることが分かった。 思っていたよりも高い数値ではあるが、この背景には、河本氏のイメージが大きく左右しているのかもしれない。というのも、「子供は親の生活の面倒を見なければならないと思いますか?」という問いには、64.3%の人が「はい」と回答しており、子供が親を扶養するのは当然だという意識がかなり浸透しているからだ。 だが、根本的な制度の問題になると、多くの人々が厳しい目を