第11回 カーネル/VM 探検隊
abさんご作者: 黒田夏子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/01メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 912回この商品を含むブログ (36件) を見る 先日第一四八回芥川賞に決まった黒田夏子『abさんご』は、まず七十五歳という史上最高齢での受賞が話題になり、次いで特異な書法とその読みにくさが話題になった。芥川賞選評でも選考委員が口々に苦戦したと告白しているほどだから、投げ出す読者がいても不思議はないし、実際途絶してしまった人も少なくないようだ。 マスコミでも散々報じられたのである程度知られていると思うが、『abさんご』の書法について今一度、既出の論評や作者のインタビュー、対談なども参照して、少し細かく確認するところから始めよう。 (1)横書き、(2)漢字を開く/開かないに対する独自のルールに基づくと思われるひらがなの多用、(3)カタカナの排除、(4)カッコをはじ
1970年代に大流行し、社会問題ともなった「こっくりさん」を覚えている人は少なくないだろう。今、こっくりさんに似た「チャーリーゲーム」という遊びが中高生の間でブームとなっている。 こっくりさん同様、簡単な道具さえ用意できれば誰でも「非日常」を体験できる。そんなスリルが人気を呼び、学校などで挑戦する子どもが続出。ついに、複数の中学校で生徒指導が行われるほどの事態となっている。 鉛筆を十字に重ねて並べてつぶやく こっくりさんは別名「狐狗狸さん」とも呼ばれ、狐などの低級霊を召喚してお告げを聞くという占いに似た遊び。1970年代、日本の小中高生の間で流行り、参加者が半狂乱となった、呼び出した霊に憑依された、などさまざまな話が都市伝説や怪談として語られた。日本では150年近く前から存在する古い遊びだ。 現代版こっくりさんとも言えるチャーリーゲームは、海外でまずブームとなった。「チャーリー」というメキ
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