先日、帝京大学の小島寛之 助教授に経済学の話を聞きに行きました。そのインタビューの中で、小島さんの口からこんな言葉が出てきました。 「オウムにはまった人たちって理系が多かったじゃないですか。飛び上がるとか、水の中で5分暮らせるとか。見るからに嘘っぱちなことを、理系の教育を受けた人たちが安易に信じてしまったのは、自分が欲しがっている結論を与えてくれて、そこに適度な理屈があって、あまりに結論が魅力的なために、飛躍だらけのロジックを検証するということを怠ったり無意識に避けるという構造があの人たちにあったんじゃないかな、っていう感じがあるんですよ」 この言葉がどんな話題を受けて登場したのか、この言葉の後には一体どんな話題が続いていたか…ということについては「経済学インタビュー」の第三回を読んで頂くことにして、この言葉を聞いた時に私がふと連想したことを書いてみようと思います。 その時、私が思い