普段はこういう話題はブログじゃなくて日記のほうに書くのですが、本年最後の投稿なので、少し軽めの話題を選んで本年を締めようと思います。 ●そういえば新井素子 ある方が、「涼宮ハルヒの憂鬱」(小説)を初めて読んで面白かったという記事を書いておられました。その文章中に「昔新井素子のSFを読んだ時を思い出した」という一節があり、大変に懐かしかったです。 私はデビュー作の「あたしの中の…」の初版本を持っています。高校時代に本が出ると同時にすぐに買いにいったから普通に初版だった。扉に収録されている新井さんの写真が若い!まあ、デビュー当時、素子さんはまだ高校生でしたから、若くて当たり前ですけど。 素子さんはデビュー作の初版にプレミアのつくような「大作家」としての路線は歩まなかったけど、SF的な設定の世界観の中で、等身大の「女の子」の心情が素直に語られているのが魅力であります。こう書くと、今となっては少女