高城剛さんが、ちょっと変わった雑誌を発行した。その名も「50mm」。 「50mm」とは、高城さんが使っているレンズのこと。この雑誌は、高城さんが写真を撮り、原稿を書いて作られた雑誌です。 そして、本書の特集のテーマは「大麻ビジネス最前線」。こんなテーマを選んだところが、高城さんらしいなと思います。(本書で語られている医療大麻の効果については、Wiredでも語られていましたのでぜひ) 高城さんは本書の冒頭に、こう書いています。 世の中、出版不況だそうだ。 雑誌は、毎月のように廃刊し、書店や出版社は日々会社を畳んでいる。 話を聞けば、ウェブサイトに読者は流れ、紙の雑誌が売れなくなったのが要因だというが、本当にそうだろうか。 実は、雑誌は気がつくと読者よりも広告主に目が向き、内容がどんどん企業寄りになって、面白くないから読者は離れ、結果、広告主も離れていった。 つまり、雑誌が広告収入に依存してい
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