「中国語禁止」。中国・大連にあるアクセンチュア中国の開発拠点では、中国人の技術者は全員、英語か日本語を使う。チ・ウェイ・ワン副社長兼チャイナデリバリーセンター ジェネラル・マネージャーは「顧客との対話に必要なスキルを磨くための訓練だ」と説明する(写真1)。 アクセンチュアは大連、上海、広州の3カ所にデリバリーセンターを設けている(写真2)。人数は非公開だが年40~50%のペースで増えているという。 アクセンチュアの人材活用戦略の特徴は、技術者が全員、正社員であることだ。中国では、新卒社員を契約社員として採用し、経験を積ませてから正社員として採用し直す会社が少なくない。人材を「ふるい」にかける戦略だ。だが、こうした戦略について、ワン副社長は「技術者の離職率増加につながる」と否定的な見方を示す。 「ライバル企業への転職は皆無」 アクセンチュアが正社員採用にこだわるのは、「中長期的な視点で人材を
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