松原良香さんの呼びかけに応じたウルグアイ代表のアレバロ・リオス。ブラジルW杯にも出場し、豊富な運動量でチームの攻守をつなぐ役目を果たした。 8月20日に広島県広島市で発生した土砂災害から1カ月が経つ。スポーツ界からも義援金を送る動きがあるが、被害を受けた方々に思いを寄せるのは、現役のアスリートだけではない。Jリーグのジュビロ磐田や清水エスパルスなどでプレーし、1996年のアトランタ五輪に出場した松原良香さんもそのひとりだ。 過日行なわれた日本代表対ウルグアイ代表のテストマッチで、松原さんはウルグアイ代表の宿泊先を訪ねた。現役時代に同国のクラブでプレーした彼は、引退後もウルグアイのサッカー関係者と関係を築いてきた。代理人や協会スタッフとなったかつてのチームメイトを介して、現在の代表選手とも交流を深めてきた。 松原さんはホテルで選手に声をかけ、広島の災害について説明し、「力になってもらえないだ