初めて松原正樹さんにお会いしたのは東京都港区の龍源寺。松原さんが27歳で渡米するまで過ごされた由緒あるお寺だ。ベストセラー作家で祖父の松原泰道(たいどう)師から、禅の薫陶を受けられた場所だった。 松原さんはジーパン姿(!)で登場。想定外の姿に目が点になったが、満面の笑みで接してくださる松原さんの醸すオーラはとても柔らかく、安心して話せた。 快活な見かけとは裏腹に、松原さんは心配性だったそう。米国に渡ってから仕事や生活の心配事にとらわれないよう、禅の教えをベースに心を鍛えていったという。心配事の9割は取り越し苦労。心を鍛えれば何事にも悩まず苦しまずにすむ。 そんな「心の鍛え方」をまとめたのが本書である。松原さんは、スタンフォード大学やグーグル本社でも心の鍛え方を伝えている。不安やストレス、プレッシャーを乗り越えるための方法として、アメリカで禅は大人気なのだ。 禅は仏教の一宗派だが、松原さんの
![【編集者のおすすめ】『心配事がスッと消える禅の習慣』松原正樹著 日本人に合った心の鍛え方](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d4ece5ca7dd7366d3c69c98dbe8c1cec8d60bc6f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Fa2RAeXxYyKaYoVdLI8T2gCsUa90%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FGDMDH46H4BJJFIMC7CMNNAL7JA.jpg)