「恋愛」にときめきを感じるとき、脳はどのような状態になっているのだろうか? そのシステムがわかれば、もう恋愛に悩むこともなくなり、もしかすると意中のあの人への想いも、成し遂げられる可能性も高まるかもしれない。 テレビのコメンテーターとしてもお馴染み、脳科学者で新刊『幸せをつかむ 脳の使い方』の著者、中野信子先生に聞いてみた。 脳科学で読み解く「恋愛のシステム」 恋は妄想と言うけれど…… 『脳科学的な「ときめき」の仕組みとしては、ある特定の異性を示す刺激、つまり、その人の姿などの視覚刺激、その人の名前やその人の声など音声・言語刺激、匂いなど嗅覚刺激等々を受けとると、脳の報酬系と呼ばれる部分を中心にドーパミンが放出されて、ときめきの気持ちを感じるという仕組みになっています。 よく、ときめくから恋をするのか? それとも、恋をしたからときめくのか? ということも聞かれますが、これは定義の問題で、誰